ヒビノコト

「アメノイエの住人」雨野紡が日々の暮らしを綴る日記です。
家の中での過ごし方や産地での出会いをこちらでご紹介します。

ヒビノコト

夏のごはん、うつわとともに
キセツ チャノマ

夏のごはん、うつわとともに

毎日のように気温は30度を超え、外に出るだけで汗ばむような暑さが続いています。湿度も高く、体力を消耗しがちなこの季節。何を食べようか考えるのも、少しおっくうになる日もありますね。そんなときに自然と手が伸びるのが、やっぱり麺料理。 火を使う時間はなるべく短く、のど越しがよくて、するりと食べやすいもの。そうめん、冷やし中華、フォー、うどん……涼しさを求めて、つるりと心地よいごはんが食卓に並びます。そしてもうひとつ、この時季に欠かせないのが「盛るうつわ」。どんなうつわに盛るかで、料理の表情も、食卓の空気も大きく変わってくるものです。今回はそんな“夏の麺ごはん”に寄り添ってくれる、渓山窯さんのうつわをあらためてご紹介したいと思います。

続きを読む
宮本工芸 アメノイエ
キセツ ナカマイリ

手しごとが紡ぐ、初夏のやさしい時間

先日、街を歩いていて、涼やかなかごバッグを手にした人に目を奪われました。その姿がなんとも素敵で、家に帰ってから「どこのかごなんだろう」と調べていたときに出会ったのが、青森・弘前の「宮本工芸」でした。 天然の蔓を使い、昔ながらの製法で編み上げられたかご。それはただのバッグではなく、使う人の暮らしに静かに寄り添う、やさしい道具のようでした。 宮本工芸の魅力は、かごバッグだけにとどまりません。リビングやキッチン、玄関まわりなど、家のあちこちでそっと役立つ小さなかごたち。お気に入りのクロスを丸めて入れたり、収納用のカゴとして使ったり、インテリアとして暮らしに取り入れる楽しさが詰まっています。

続きを読む
嘉泉窯 224porcelain
キセツ チャノマ ナカマイリ

涼やかなうつわとともに、夏を迎える

梅雨が明けると同時に、夏の陽射しがいよいよ本気を出してきました。冷房に頼りきるのではなく、涼しげなうつわを通して季節の移ろいを感じたくなります。 この夏、私の食卓に新たに仲間入りしたのは、長崎と佐賀、それぞれの地で作られたうつわたち。まったく異なる表情を持ちながら、どこか共通して涼しさを感じさせてくれる不思議な存在感があります。 どちらも、佐賀県唐津市を拠点に活躍する陶芸家・岡晋吾さん監修の作品。とろりとした釉薬の質感、機能的で使いやすいフォルム、そして古陶を思わせるやわらかな風合いが、食卓にすっと馴染みます。

続きを読む
惜春の香りとともに、新茶で初夏を迎える準備を
キセツ 神楽坂

惜春の香りとともに、新茶で初夏を迎える準備を

春もいよいよ後半に差し掛かり、桜はいつの間にか緑に包まれ、若葉が鮮やかな緑色に輝く新緑の季節がやってきました。そして、この時季は新茶の季節でもあります。 新茶の摘み取りが最盛期を迎え、柔らかな新芽が香り高い一番茶を生み出すタイミング。春の温かな陽光が茶葉の成長を促し、まさに風味が最も引き立つ瞬間です。特に、八十八夜が新茶のピークを迎えると言われています。 そこで今年は、新茶を楽しむために神楽坂の名店を訪れることに。新茶の予約ができるお店に足を運び、季節の和菓子も一緒に購入し、家にあるとっておきの器とともに、春の余韻をゆっくりと楽しみたいと思います。

続きを読む
漆器で迎える、心安らぐ新年度
キセツ ナカマイリ

漆器で迎える、心安らぐ新年度

気づけば4月。桜が満開となり、春の植物たちが顔を出し始めました。再びこの空気が巡ってきたと思うと時の流れを感じ、どこか安心した気持ちに包まれます。新しい年度の始まりに、そんな安堵感に似たやわらかな「土直漆器」のうつわたちが届きました。伝統的な日本の文化を感じさせるうつわたちは、淡い桜の香りが漂うこの季節によく似合います。うつわの中で美しく息づく春の味覚を、贅沢に心ゆくまで堪能したいですね。

続きを読む
月兎印 アメノイエ
キセツ ナカマイリ

琺瑯の白、春の明るさを映し出す

どこか懐かしさを感じる琺瑯。先日、春の陽気に誘われてお出かけをした際、アンティークショップの古びた棚の奥にひっそりと佇む琺瑯の調理道具が目に留まりました。長い年月を経ても、その耐久性の高さが感じられ、年季の入った風合いがまるで時間を超えて優しく語りかけてくるようでした。その瞬間、手に馴染む琺瑯は使ってこそ魅力が増すのだと気づき、味わいのある風合いを育てたいとおもうように。 探しているうちに出会ったのが、株式会社フジイのオリジナルブランド「月兎印」。1950年に誕生した老舗ブランドです。

続きを読む
南窯 アメノイエ
キセツ ナカマイリ

待ち遠しい春を前に、淡い色彩を

最近は身体が寒さにも慣れ、外に出ると冬晴れの空に心が躍り清々しい気持ちになりますね。 そんな晴れやかな明るい時間の食卓には、つい色鮮やかな器を選びがちです。窓から差し込む木漏れ日があたたかく、どこか春を先取りしたくなる私がいるのかもしれません。 この今の気分にぴったりなのが、南窯で作陶されている「工藤工」さんの作品。可愛らしく綺麗な濃淡は眺めているだけでも楽しく、、まるで生きて動いているような優しい輝きを放っています。色のコントラストが食材の魅力を引き立てるだけでなく、自然が生み出す鮮やかな色味が心に元気を与えてくれます。 器に触れた瞬間に感じる朗らかさは、工さんの明るいエネルギーや精巧な技術がそのまま作品に宿っているからなのだと思います。

続きを読む
カネダイ陶器×アメノイエ
キセツ ダイドコロ チャノマ

寒い冬の味方、ほったらかしで素材を活かす

年が明け、早くも1月が終わろうとしています。先日1月7日の朝食には、おろしたての行平鍋の目止めもかねて、七草粥をいただき一年の無病息災を願いました。春の七草を刻んで炊き上げたお粥は、シンプルながらも体を優しく包み込む味わいです。お正月のご馳走で少し疲れた胃を整え、心もリセットできるこの習慣がとても好きです。カネダイ陶器さんの行平鍋は、お粥以外にも使用でき、特にこの季節に役立ってくれます。まだまだ寒さが続きますが、季節の食材を楽しみながら、心も体も健やかに過ごしていきましょう。

続きを読む
クリスマスに向けて、食卓も冬支度
キセツ チャノマ

クリスマスに向けて、食卓も冬支度

朝窓を開けて部屋の換気をしていると、ひんやりと清々しく澄んだ風が入ってくるようになりました。いよいよ本格的な冬に入り、今年も終わりに近づいているのだなと実感します。 お家から一歩外に出ると……

続きを読む
アメノイエ 日ノ出化学製作所 ガラスポット
キセツ ダイドコロ

暑い時だからこそ、冷え対策

つい先日梅雨入りしたばかりだと思っていましたが、気付けばもう梅雨明けだそうです。毎日のようにこのような暑さが続くと、家で過ごす時間が長くなってしまいますね。熱中症も……

続きを読む