ぬくもりをまとう私の冬支度
冷たい風を感じる季節。気づけば、ソファの上はブランケットの定位置に。朝の目覚めの時間も、夜の読書の時間も、そのやわらかなぬくもりに包まれています。長く愛用しているコットンウールと、新しく迎えた軽やかな三重ガーゼ。そんな私の冬支度のお話です。
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CROCKCROCKとは味噌や梅干し、ぬか漬けなどの貯蔵用に釉薬が施された蓋付の甕。こちらは急須や耐熱食器生産で有名な愛知県知多半島の常滑焼窯元、山源陶苑さんで制作されています。
常滑の甕は、古来より酒や水、穀物などの貯蔵用具として、海路を通じて全国に運ばれていたそうです。
その確かな安全性と品質を現代の生活に取り入れ、昔の甕のイメージとは一線を画す、CROCKはモダンでシンプルなフォルムと、淡く優しい白と青の上品な色味が特徴的です。
CROCKに使用する常滑の赤土は、粘土質と鉄分を多く含み、焼き締めることで吸水性が極めて低くなる焼き物。
本体が肉厚で、中身が外気の影響を受けにくく、乳酸菌や酵母菌が嫌う急激な温度変化から守るとともに、釉薬により内外を消毒でき、カビ菌などから発酵菌を守ってくれる。
また、色や臭い移りの心配もなく、用途が広く、酸や塩分にも強いため、漬物、味噌、梅干し、ぬか漬けなどの仕込みや貯蔵用に最適だそうです。
台所に置いても大きすぎることなく、インテリアの一部として自然に馴染む見た目で、蓋の上に物を置いたり、CROCK同士をスタッキングすることも可能な、スタイリッシュで画期的なお品です。
これなら私も取り入れやすいとおもい、お家で使ってみることに。
ここにたどり着いた理由は、何といっても発酵のちからに夢中だからです。
発酵のちから発酵食品は体内に吸収されやすく、腸内環境を整え免疫力を高め、抗酸化物質が体の酸化を防ぎます。また、発酵の過程でつくられるアミノ酸や酵素が新しい細胞の生成を促進し、美肌効果も期待できると言われているそうです。
さらに、代謝を上げて生活習慣病の予防にも役立ち、疲労回復やストレス軽減にも効果的で、体に良いことばかりです。
「保存性、旨味、健康」と聞いて、忙しく過ごしている私にはぴったりだと実感しました。
お酒、お味噌、お漬物、お出汁、などリスペクトの高い日本の食文化ですが、今では美味しいレストランも多い分外食が増え、忙しい日には出来合いのものを買って、ご飯の時間はぱぱっと済ませるなんてことも。
自宅で日本食を自分で自分の為に作る機会も少なくなったようにおもいます。
日本の名産には文化として発酵のパワーを持っているものが勢ぞろいしているのに、
その魅力にもっと丁寧に触れないなんてもったいない。
そんな違和感を感じる中で、発酵食品を通して腸活を始めたい、免疫力を高めて健康でいたい、と意識し始めた私にとって、まさにうってつけでした。
CROCKで味噌づくりまずは、比較的簡単といわれる「味噌づくり」に挑戦してみます。
寒くて起きられない朝も、季節の旬の野菜と一緒に、お味噌汁で一日のスタートを切ろうと思い、自分を労わる第一歩です。
はじめは熱湯で消毒する必要もなく、キッチンペーパーで食品用のアルコール消毒液で一拭きします。
1.前日の夜に、大豆を水で洗い、一晩たっぷりの水に浸し、豆をふっくら膨らませます。
2.浸した大豆を新しい水に入れ、指でつまんで簡単につぶれるくらい柔らかくなるまで煮ます
3.米麹と塩をよく混ぜて、塩麹を作ります。
4.煮上がった大豆をざるで水を切り、少し冷ましてからフードプロセッサーですりつぶします。
(粗めにつぶすと粒感のある味噌に、なめらかにするとクリーミーな味噌に。)
5.大豆と塩麹を混ぜ、よくこねて団子状にします。
6.CROCKに隙間ができないように押し込み詰めていきます。
7.上部に塩を薄く振りかけます。
この時に、カビ防止のために酒粕で蓋をすると効果的なんだとか。
塩分濃度が低すぎると、カビが生えやすくなるので、注意したいところです。
ここまでできたら容器の蓋を閉じて、直射日光の当たらない台所や玄関などの涼しい場所に置いておきます。
味噌仕込みをしていると麹の力で、手がつるつる、すべすべになってきて、少し手を洗うのをとまどってしまいますね。
そんなお味噌は発酵中、香りや見た目の変化を楽しむことも味噌づくりの醍醐味。
お味噌の仕込みは「寒仕込み」と呼ばれ、雑菌が繁殖しにくい12月頃から2月頃にかけて始めるのが良いと言われているそうです。
これを機に、是非皆さんもお家で味噌づくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。
CROCKでぬか漬けづくりせっかくなので、もう一種類、日本古来のスーパーフードといわれる「ぬか漬け」にも挑戦してみました。
ぬか漬けは、旬の野菜を使うことで季節の風味を感じられたり、素材の持ち味を十分に引き出してくれるので、健康や美への意識以外にも、一緒に育てながら変化を愉しめる魅力がありますね。

CROCKに準備したぬか床と野菜を水洗いして入れていれていきます。
今回はかぶ、人参、きゅうりで試してみることに。

大きいものは半割りや四つ割りにしておくと、漬かりが早いそうです。
かぶは葉部分も栄養価が高いので忘れずに。

長く漬けると発酵が進み、味が濃くなるので、漬け込み時間は野菜の種類や好みに合わせて調整。
できるだけ毎日ぬか床を混ぜて、野菜が均等に漬かるようにしています。
CROCKは冷蔵庫での使用も可能ですが、中身の保存物によって適切な温度で保管することをおすすめされています。
また、再度使用する際は、食洗機などは使用せず、水洗い後に天日干しで十分。
何度でも繰り返し使うことができるので、梅干しの保管や米櫃としても、さまざまな場面で活用できて助かっています。
サイズ感も大きすぎず、小さすぎず、それぞれ重ねて置けるので、機能美を兼ね備えたCROCKで台所の一角をデザインしたくなりますね。
作り手 :山源陶苑 / 愛知県常滑市
素材:陶土
サイズ(蓋つきの外付):約φ205 ×H200 mm
容量(満水):3.8ℓ
味噌仕込み目安量:3kg
・ひとつひとつ手作りの陶器ですので、サイズや容量については若干の個体差があります。
・陶器のため土の特性上、鉄分が含れており黒い点の様な物が出る場合がございます。
・ピンホール(表面に針でついたような穴)がございます。自然の土を使用しているために起こる現象です。使用上問題ありません。
・色(釉薬)につきましても多少の色むらがございます
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山源陶苑 TOKONAME CROCK 3.8L BL
冷たい風を感じる季節。気づけば、ソファの上はブランケットの定位置に。朝の目覚めの時間も、夜の読書の時間も、そのやわらかなぬくもりに包まれています。長く愛用しているコットンウールと、新しく迎えた軽やかな三重ガーゼ。そんな私の冬支度のお話です。
この数日で、ぐっと寒さが増してきました。つい先週までは日中に汗ばむこともあったのに、今はもう冬の気配。曇り空にひんやりとした風が混じる午後、友人とお茶をしていたときのこと。「冷えは大敵だから、私は一年中腹巻をしているの」と話す彼女の言葉がきっかけで、私も“身につける温活”をはじめることにしました。
ようやく秋らしい空気になりましたね。昼間の陽ざしはやわらかく、朝晩は少しひんやり。そんな“温度のゆらぎ”が心地よくて、歩いているだけで気分が晴れます。この季節になると、あたたかい飲みものが恋しくなります。コーヒーやカモミールティーを淹れて、湯気を眺めながらぼんやり過ごす時間。そんなひとときに欠かせないのが、オキニイリのマグカップです。

