ぬくもりに手を伸ばす季節
リビングの片隅。
わが家のソファの上は、いつの間にかブランケットの定位置になりました。
気がつけば、朝も夜も、そのぬくもりに手を伸ばしています。
ほんの数週間前までは、デスクワークのときに膝にかけるくらいだったのに、今は朝から晩まで、そのぬくもりに助けられています。
朝は、ブランケットを肩にかけて白湯を淹れるところから一日が始まります。
まだ部屋の空気が冷たい時間。
お湯の沸き立つ音と、ブランケットのやわらかなぬくもりが、眠っていた身体をゆっくりと目覚めさせてくれます。
日中は、仕事の相棒として。
デスクワーク中は、原稿や写真に向き合う時間が長いので、膝にはブランケットが欠かせません。足元が冷えると、どうしても姿勢が丸くなりがちですが、ブランケットをかけると自然と体がゆるみ、背筋がすっと伸びる。頭の中まであたたまって、言葉も不思議と整ってくる気がします。
夜は、肩までしっかり包まって読書をするのがいつもの習慣です。
包まれる安心感がたまらなく好きで、一日の終わりをやさしく整えてくれます。
今日はそんな、私の冬支度のお話です。
長く寄り添うコットンウール
もう何年使っているでしょう。
季節の移ろいとともに、暮らしの中にすっかり溶け込んでいった一枚。それが、kontexの「コットンウールブランケット」です。
これまで何度もお洗濯をしてきましたが、毛玉もほとんどできず、形もきれいなまま。最初はきれいに整列していたフリンジも、洗うたびに少しずつ空気を含んでふわふわになり、その変化がまた愛おしく感じます。
使い始めたころよりも、生地はやわらかさを増し、肌に触れるたびに心地よく馴染むようになりました。少しずつ、自分だけのブランケットへと育っていくようで、愛着が深まっていきます。
私が愛用しているのはライトグレー。
柔らかい陽の光にも、夜のランプの灯りにもよく馴染む色です。
上品なカラーなので、ショールとして羽織って出かけることもあります。特に、公園に行くときやお散歩のときは欠かせません。たまに吹き込むひんやりとした風や、日陰の肌寒さにも揺らぐことなく、このひとときをゆっくり楽しむことができるのも、この子のおかげです。
最近は、透き通るように淡いアイスグレーも気になっています。
並べて見比べると、同じグレーでも印象がまるで違って、すでに合わせたい服まで思い浮かべてしまうほどです。
私がものを選ぶときに大切にしているのは、「心地よいこと」と「長く使えること」。
このコットンウールブランケットは、そのどちらにもかなう一枚です。
軽やかにあたたかい3重ガーゼ
これまでずっとコットンウールブランケットを愛用していますが、今年は同じくkontexさんで気になるものを見つけたので、お迎えしてみました。
「洗えるウールの三重ガーゼブランケット」です。
“三重ガーゼ”という言葉に、思わずやわらかな肌ざわりを想像してしまいます。
実際に手に取ってみると、ガーゼらしい少しぽこぽことした表情がなんとも新鮮で、かわいらしい。
そして、その軽さに驚きました。
見た目以上にふんわりとしていて、肩に掛けると、まるで羽織っていることを忘れるほどの軽やかさ。それでいて、じんわりとしたぬくもりが、体の内側までやさしく届いてくるような心地よさがあります。
メリノウール100%なので、ウールなのにチクチクしないのもいいですね。
上質な素材のやわらかさと、三重ガーゼの軽やかさが合わさって、冬の空気までやさしく包み込んでくれるようです。
ボタンがついていて、ポンチョのように羽織ることもできます。肩に掛けてもずり落ちることがなく、ちょっとお茶を淹れに立ち上がるときも、そのままふわりと動けて快適です。
もちろんお洗濯もできます。
今愛用しているコットンウールブランケットも洗えるタイプなので、「家で洗える安心感」は、やっぱり外せませんね。
今度、妊娠中の友人にプレゼントしてみようかなと思っています。
妊娠中の冷えは大敵ですし、きっと赤ちゃんが生まれてからも、そっと寄り添ってくれると思うのです。やわらかくて軽い素材だから、肌に触れても心地よく、赤ちゃんのそばにも安心して使えそう。そんな想像をするだけで、少しあたたかい気持ちになります。
あたたかさとともに迎える冬
寒いのは少し苦手ですが、オキニイリの温活アイテムが少しずつ増えたことで、 冬の訪れを楽しみに感じるようになりました。
年々、「どうすれば心地よく過ごせるか」を考える時間が増え、自然と自分のからだをいたわるようになった気がします。
季節の移ろいに合わせて、暮らしの中に小さなぬくもりを見つけていく。
そんな時間が、心までもやさしくあたためてくれるようです。
急に寒さが深まりましたが、みなさんもオキニイリのぬくもりと一緒に、あたたかく過ごしてくださいね。

