野鍛冶やまごの鉄フライパン
引っ越しを機に使いはじめた、野鍛冶やまごの鉄製フライパン。
150年の歴史をもつ、新潟・三条の鍛冶職人、近藤製作所が手がけた逸品です。
火にかけるたびに馴染み、表情を変えてゆく鉄の肌。
風合いが増すごとに、道具としての深みと温もりが育っていくのを感じています。
朝食にはフレンチトーストを
最近のお気に入りは、野鍛冶やまごのフライパンで作るフレンチトースト。
材料も手順もシンプルで、気負わずに作れるのが嬉しい、朝の定番メニューです。
まずは、お気に入りのパン屋さんで購入したバゲットを、少し厚めにカット。
野田琺瑯のバットに卵液を用意し、そこにパンを浸します。
浸している間にコーヒーを淹れたり朝の支度をしたりと、忙しい朝も効率よく進められます。
あとは焼くだけなので、とても簡単。
鉄製のフライパンは熱伝導が良く、短時間でしっかりと火が入るため、忙しい朝にも頼れる存在です。
さらに、使い込むほどに油がなじみ、驚くほど焦げつきにくくなってきました。
お手入れも次第に楽になり、やがては使用後の油塗りさえ不要になるのだそうです。
そんな扱いやすさもあって、最近では朝の調理がぐんとスムーズに心地よく感じられるようになりました。
高温調理に強い鉄のフライパンならではの良さもあり、バターをたっぷり使ったフレンチトーストも、外はカリッと香ばしく、中はふんわりとした理想的な焼き上がりに。
焼き上がったときの甘い香りが立ちのぼると、自然と食欲がわいてきます。
このような一皿を仕上げるたびに、ささやかな満足感が心に残りますね。
驚くべき軽さと緻密な設計
野鍛冶やまごのフライパン」は、一般的な鉄製フライパンが持つ重厚な印象を覆す、軽やかさも魅力のひとつです。
そのため、女性でも片手で軽々と扱えるほどの扱いやすさで、長時間の調理でも手に負担がかかりにくく、ストレスなく使い続けることができます。
さらに、柄の部分は細く、絶妙な長さに設計されており、手にしっくりと合う持ちやすさも特徴。
ありそうでなかった、使い手に寄り添うデザインです。
こうした機能性の背景には、150年にわたって受け継がれてきた新潟・三条の鍛冶職人の技術があります。
伝統を大切にしながら、現代のライフスタイルに合うよう丁寧に制作されたこのフライパンは、日々の調理に確かな安心感をもたらしてくれますね。
用途に合わせて選べるフライパンの3サイズ
サイズは、18cm・22cm・26cmの3種類が展開されています。
私が普段よく使っているのは22cm。
2人暮らしには大きすぎず小さすぎず、ちょうど2人分の料理にぴったりのサイズです。
ちょっとした一品には18cmが便利ですし、3人以上のご家庭や、大人数でのキャンプなどには26cmがおすすめです。
maraisの楕円プレート
こんがりと焼き上げたフレンチトーストに、バナナとカラメルの黄金色、そして粉糖の白。
そのやわらかな色の重なりが、青色のmaraisのプレートによく映えます。
食卓に並ぶその一皿は、手早く作ったとは思えないほど彩りが際立ち、全体のバランスも美しく整っています。
たっぷりと余白のある青い器は、落ち着いた雰囲気を演出し、朝の食卓にさりげない特別感を添えてくれるようです。
また、「野鍛冶やまご」のフライパンは、炒め物だけでなく、ちょっとした揚げ物にも使いやすい深さもポイント。
若葉が芽吹くこの時季には、今が旬のアスパラガスの天ぷらや小鰯の唐揚げなどを揚げたてで楽しむのも、季節感を感じる贅沢な瞬間になりますね。