HALムスイ KING 無水鍋 20

8役こなす、多機能無水鍋

広島アルミニウム工業株式会社が手がけるこちらの無水鍋は、1953年に炊飯用として開発され、現代の生活様式に合わせIHにも対応して復刻されたものです。

サイズは、内径18cm、20cm、24cmの3種類。
私は、4合までのお米が炊ける20cmのものを使用していて、二人暮らしには十分な大きさです。

「ガスやIHでも羽釜のように美味しいごはんを炊けるように」という想いと、「無水調理で素材のうまみを引き出した料理を味わい、健やかに過ごしてほしい」という願いから生まれたそうです。

日本や世界中の有名自動車メーカーのパーツを手がける確かな技術力をもつ広島アルミニウム工業の職人たちの精緻なものづくりは、蓋を閉める時に改めて実感します。

しかもこれ一つで、「炊く・蒸す・煮る・茹でる・焼く・炒める・揚げる・天火」の8役をこなす優れもの。
軽くて丈夫なシンプルなつくりも魅力的で、新しい道具を手にすると、やはり気分が高まります。
また、無水鍋はアルミ製で熱伝導が早く、鋳物の厚い作りが蓄熱性に優れ、余熱を使った調理が可能。
余熱をうまく活用することでガスや電気の節約にも繋がり、これから大いに活躍しそうです。

KING 無水鍋 18 / KING 無水鍋 20 / KING 無水鍋 24

使い初めに

最初は中性洗剤をつけたスポンジでよく洗い、内面は硬めのスポンジで溝に沿って特に念入りに。
そして変色を防ぐために、鍋と蓋の両方に米のとぎ汁を入れ10分ほど沸騰させます。

肉じゃがは蒸すように煮て、うまみを凝縮

まず、食材がくっつかないように、中火弱で約2分予熱します。
手につけた水を鍋に振り入れ、玉になって転がるくらいが具材を入れる適温とのことです。
肉じゃがのレシピは、月ごとに新しいレシピが更新される、「HALムスイ」のHPに公開されているものを参考にしました。
具材を入れて放っておくだけという簡単さと、何より短時間でしっとり仕上がり、味がしっかりしみ込んでいくことに驚きました。
鍋の中で循環する蒸気によって食材にじっくりと火が通り、水に溶けやすい旨味を逃がさず持ち味を存分に楽しめるのは、無水鍋ならではの魅力ですね。

羽釜がルーツの無水鍋で炊くタコ飯

炊き込みご飯も、無水鍋で簡単に。
中火強で火をつけてから蓋がカタカタと音を立てると沸騰のサインとなり、すぐに弱火にするだけなので、簡単に挑戦できます。

鍋と蓋がぴったりと合う構造により、弱火でも自然に圧力がかかることでムラなく火が通り、熱を逃がさず高温を保ってくれます。
お米を炊くために開発されただけあって、いつものお米がよりふっくらともちもちに。
蓋を開けるとしっかりとお米が立っていて、食欲をそそられます。

無水鍋の蓋はフライパンとしても

無水鍋の蓋はフライパンのように使うことも出来ますよ。
今回はさらに鍋部分を蓋として使ってみたところ、野菜が適度に蒸されることで焦げることもなく、ちょうど良い焼き加減で柔らかくジューシーな仕上がりとなりました。

この鍋一つで色々な調理が完結され、無駄のないデザインに、使用後のお手入れも簡単で助かりました。

簡単こそ一番の贅沢

忙しい日もスピーディーに調理ができるので、バタバタの朝にも使えそう。
料理は手をかけるほど美味しくなると思っていましたが、使う道具を一工夫するだけで、料理の出来を格段に変えてくれます。

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作り手 ：HALムスイ / 広島県広島市

素材
材質：アルミニウム合金製
内面：ヘアライン仕上げ
外面：鏡面仕上げ
本体外底面：特殊磁性膜加工+耐熱塗装

サイズ
本体：約W274（取手含む）×D218×H78mm
蓋：約W274（取手含む）×D218×H34mm
内径：約200mm
満水容量：本体2.4L 蓋1.0L
お米：4合まで

電子レンジ：×
オーブン：△（280度まで）　
食器洗浄機：×
IH：〇（蓋は×）
直火：〇
※蓋は直火のみ対応

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【初めてのご使用前に】
鍋本体と蓋をよく洗い、米のとぎ汁または野菜くずとともに水を入れ、10分ほど沸騰させます。
これにより酸化被膜が形成され、アルミ鍋特有の黒変色を防ぐことができます。

【ご使用後のお手入れ】
・鍋が手で触れられる程度に冷めたら、中性洗剤をつけたスポンジで洗い、よくすすいでください。
・調理後すぐに水につけて急冷したり、水に浸けたまま放置しないでください。急冷は鍋の損傷や変形の原因となります。
・洗浄後は水分をよく拭き取り、完全に乾燥させたうえで湿気の少ない場所に保管してください。乾燥不足や長時間濡れた状態が続くと、変色の原因となります。
・焦げついた場合は、鍋を軽く温め、焦げをゆるめてからクレンザーをつけた金属タワシなどでこすり落としてください。その後、中性洗剤をつけたスポンジで洗い流してください。重曹の使用はお控えください。
・溶射面（鍋底の黒い部分）は、濡れた状態で火にかけず、吹きこぼれなどの汚れが付着したまま使用しないようにしてください。
・その他注意事項は取扱説明書をよくお読みになったうえで、安全にご使用ください。