料理に合わせて表情を変える、うつわの楽しみ方

夏の余韻といつもの朝ごはん

夏も、そろそろ後半。
みなさんは、どんな日々を過ごされていますか。

私は先週夏休みをいただき、街を離れて自然のなかで数日間を過ごしました。 時間に追われることなく、ただ目の前にある景色を眺めたり風の気持ちよさにふと立ち止まったり。 緑のなかで深呼吸するうちに、心もじんわりと穏やかに満たされていくのを感じました。

そうして存分に夏を楽しんで、いつもの暮らしへ。
不思議なことに、日常に戻ってからも、なんだか少しおおらかな気分が続いています。

そんなある日のこと。
ゆったりと朝ごはんの準備をしていました。 こんがり焼いたホットサンドに、サラダ。 グラノーラとフルーツを添えたヨーグルトもたっぷりと。
あれこれと支度をしながら、自然と手に取っていたのが「clay」です。

 

決めつけない、自由な使い方

clayを迎えたのは、去年の冬のこと。

最初の頃は、Sサイズは小鉢に、Mサイズは副菜に…と、なんとなく自分のなかでそれぞれの役割を決めていました。そんな私のなかの小さな固定観念を解きほぐしてくれたのが、昨年、料理家の冷水希三子さんが見せてくださった、たくさんの素敵なアレンジです。

「このうつわにはこれ」といった決まりのない、自由で柔軟な使い方の数々。
あの日から、私のなかでもうつわの使い方が少しずつ広がっていきました。

 

これまでは小鉢や取り皿として使うことが多かったSサイズに、朝食のヨーグルトを盛ったり、ミネストローネをたっぷり入れてみたり。

 

Mサイズには副菜だけでなく、ふと思い立ってぶっかけとろろ月見そばを盛ってみました。

見た目以上にしっかりと受け止めてくれるclayは、Mサイズでも十分な容量があり、これがなかなかしっくりくるのです。

その日の料理や気分に合わせて、使い方を決めていく。
そんな楽しみ方をするようになり、clayの出番がより増えた気がしています。

 

Lサイズで楽しむ余白

当初は使い方に悩んでいたLサイズも、今ではかなりの頻度で登場しています。

以前は、二人暮らしの普段の食卓には少し大きいかな、と、なんとなく手に取る機会が少なくなっていましたが、冷水さんに教わった自由なタイリングが、ここでもヒントになりました。

うつわにたっぷりと盛ったり、あえて余白を残したり。
料理とうつわに合わせた盛り方のバランスが大切なのだと学び、その頃から少しずつ、Lサイズが身近に感じられるようになったのです。

先日、よく冷えた白ワインを開けた日のこと。
食卓には、フムスや焼きとうもろこし、ズッキーニのソテー。それに、ポテトとバゲットを少しずつ。

 

いちじくとブッラータは、Lサイズのうつわに。
これまではMサイズを選んでいたボリュームですが、あえてワンサイズ大きくしてみると、clayの内側に施されたシックな黒い釉薬に、いちじくの深みのある赤やブッラータの白が一層引き立ちます。
人の手が生み出したフォルムがより楽しめるのもLサイズならではで、うつわと料理がお互いを引き立て合っています。その魅力を知ったことで、うつわの楽しみ方の幅がぐっと広がったのは、自分にとってうれしい変化でした。

 

また別の日には、あたたかいフォーを。

少し特別な一皿にも、気軽な麺料理にも、実はとても使いやすい大きさなのです。

 

その日の料理に合わせて

外側に残る土っぽい表情や、手に持ったときのあたたかみも心地いい「clay」。

いろいろな料理に使うようになったことで、そんなうつわならではの魅力も、また少し違った表情として楽しめるようになりました。

今日は何を盛ろう。
食器棚を開けると、気づけばまたclayに手が伸びている。

そんなふうに、いつの間にかわが家の定番になりました。