ぬくもりをまとう私の冬支度
冷たい風を感じる季節。気づけば、ソファの上はブランケットの定位置に。朝の目覚めの時間も、夜の読書の時間も、そのやわらかなぬくもりに包まれています。長く愛用しているコットンウールと、新しく迎えた軽やかな三重ガーゼ。そんな私の冬支度のお話です。
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青森県弘前「宮本工芸」の手仕事宮本工芸は、青森県弘前市にある1949年創業の伝統工芸の工房です。
そこで扱うあけび蔓は、しなやかでいて丈夫な素材。
最初は明るめの茶色ですが、使ううちに手の油や空気に触れ、深みのある飴色へと変化していくといいます。
型崩れしにくく水にも強く、経年変化が楽しめる素材はまさに「育てていく道具」。
また、宮本工芸では、材料の仕分けから編み上げまで、ひとりの職人が一貫して担当しています。
大量生産では決して生まれない、手仕事ならではの表情と強さがあります。
同じ編み方でも、一本一本の蔓の個性や、編み手の手加減によって、すべてが一点もの。
使えば使うほど、その違いが自分だけの味わいとして感じられるのです。
素材の確かさと育てる愉しみ、そして一貫した「ひとり仕事」が生む完成度と温もりに、特別感と深い愛着を感じました。
薄型ホラ編弓手使い込むほどに艶を増し、深みのある飴色へと育っていく、アケビのかご。
素材の味わいとともに、時の流れを重ねられる、そんな特別な存在です。
「薄型ホラ編弓手」は、ハンドバッグのような美しいフォルム。
すっきりとした横長のシルエットは、肩や腕に収まりがよく、お財布やポーチなどを出し入れしやすいのが魅力です。
名前の由来にもなっている「ホラ編み」は、均一で美しい模様が生まれる伝統的な技法。
そのホラ編みを2本使って編み込むことで、強度としなやかさを兼ね備えた、端正な佇まいに仕上がっています。
持ち手は弓のように緩やかなカーブを描き、手にやさしく馴染むつくり。
毎日の装いにも自然と溶け込み、和装にも洋装にも似合う、軽やかな存在感があります。
使うほどに色つやが増し、自分だけの風合いへと育っていく。
暮らしの中でそっと寄り添いながら、長く付き合っていけるひと品です。
作り手 :宮本工芸 / 青森県弘前市
素材:アケビ蔓
サイズ:約φ320×H150 mm (持ち手まで H295mm)
【お品物について】
本品は、天然のアケビ蔓を用い、ひとつひとつ手作業で編まれています。
そのため、以下の点についてあらかじめご理解いただきますようお願いいたします。
▪️商品について
自然素材を用いて手作業で仕上げているため、サイズや形には個体差がございます。
素材の特性上、色味のばらつきや色むら、蔓のはがれ、小さなキズ・割れなどが見られることがありますが、ご使用には差し支えありません。
商品の色合いは、ご覧になるモニターやご使用環境によって、実物と異なって見える場合がございます。
▪️お手入れ・保管方法
日常のお手入れには、小さなほうきやたわしなどで、編み目に沿って優しくほこりを払ってください。
水に濡れた際は、風通しのよい日陰で十分に乾燥させてから保管してください。濡れたまま放置すると、カビや変形の原因になります。
直射日光の当たる場所や高温多湿の場所での保管はお避けください。退色や劣化の原因となります。
天然素材ならではの風合いと、経年変化によって深まる色つやをお楽しみいただきながら、末永くご愛用いただけましたら幸いです。
1件につき390円(税込)でラッピングを承っております。
各商品ページのカートボタンの下にある「ラッピングを希望しますか?」チェック欄からご指定ください。
複数のおしなものをお選びいただいた場合で、それぞれ個別にお包みをご希望の際は、必要な数のラッピングを一緒にご購入ください。
おまとめでの包装をご希望の際は、カート内の備考欄にその旨をご記入いただければ対応いたします。
原則としてご注文受付後、7日以内に発送いたします。
おしなもの発送時に当店よりメールにてご連絡いたします。
※一決済につき一梱包での発送となります。
システム上、ご注文後の発送のおまとめは対応いたしかねます旨ご了承ください。
ご配送日時のご希望がございます場合は、カート画面のメモ欄にその旨ご記載くださいますようお願いいたします。







宮本工芸 あけび蔓 薄型ホラ編弓手
冷たい風を感じる季節。気づけば、ソファの上はブランケットの定位置に。朝の目覚めの時間も、夜の読書の時間も、そのやわらかなぬくもりに包まれています。長く愛用しているコットンウールと、新しく迎えた軽やかな三重ガーゼ。そんな私の冬支度のお話です。
この数日で、ぐっと寒さが増してきました。つい先週までは日中に汗ばむこともあったのに、今はもう冬の気配。曇り空にひんやりとした風が混じる午後、友人とお茶をしていたときのこと。「冷えは大敵だから、私は一年中腹巻をしているの」と話す彼女の言葉がきっかけで、私も“身につける温活”をはじめることにしました。
ようやく秋らしい空気になりましたね。昼間の陽ざしはやわらかく、朝晩は少しひんやり。そんな“温度のゆらぎ”が心地よくて、歩いているだけで気分が晴れます。この季節になると、あたたかい飲みものが恋しくなります。コーヒーやカモミールティーを淹れて、湯気を眺めながらぼんやり過ごす時間。そんなひとときに欠かせないのが、オキニイリのマグカップです。

