私のオキニイリのカゴ
春はもうすぐそこまで来ているようです。
窓から入る風にもどこか軽やかな気配が混じりはじめました。
厚手のブランケットや毛布もそろそろしまおうかと思いながらも、まだ朝晩は冷えて少し悩ましいこの頃。それでも、洋服も家の中も、少しずつ春仕様に整えていきたくなる季節です。
暖かくなってくると、なぜだかカゴを手に取りたくなります。
もともとカゴが大好きで、気づけば家のあちこちに置いてあります。
キッチンやリビングの棚、そして玄関の片隅にも。いったい何個持っているのか、自分でも分からなくなるくらい、いつの間にか増えてしまいました。
それでも不思議と、同じ表情のものはひとつもなく、編み方や素材、形が少し変わるだけで、それぞれに違う空気をまとっています。
今日は、その中でも特にお気に入りのカゴをご紹介したいと思います。
部屋でも外でも、頼れるバスケット
普段は、リネン類を整えたり、お茶セットをまとめたり。 部屋の収納として活躍してくれているのが、南風工藝のバスケットです。
竹の凛とした質感は、散らかりがちな日用品もすっきりと見せてくれるのでとても気に入っています。
蓋なしのタイプもありますが、私はピクニックが好きなので、外へ持ち出すことも考えて蓋付きのものを選びました。
おやつや飲みものをパパっと詰め込むだけで、気軽にピクニックの準備が整います。
竹の盛篭
こちらは南風工藝の盛篭。
同じ竹でも、形や編み方が変わるだけで、こんなにも雰囲気が変わるのが面白いところです。
底から縁にかけて交差しながら広がる網目は、どこか軽やかで、やさしい表情。
整然とした編み目からは職人の丁寧な手仕事が静かに伝わってきます。
果物を入れたり、お煎餅の袋を置いておいたり。
この美しい竹の編み目が、何を入れても整って見せてくれるのです。
おむすびを、一番おいしい状態で
「おにぎり入」という名前がまさにぴったりな、この小さなカゴ。
竹は通気性があり蒸れにくいので、おにぎりがべたつきにくく、ピクニックでお弁当を持っていくときにはバスケットとセットで登場します。
散らばりがちな文房具などの小物入れとしてもちょうどよく、何個もほしくなってしまうサイズ感です。
飴色に育てていく、あけびのカゴ
大好きなあけびのカゴは、気づけば大中小すべてのサイズを揃えてしまいました。
あけびは、使ううちに手の油や空気に触れて、だんだん深い飴色に変わっていく素材です。
型崩れしにくくて水にも強いので、気負わず使えるのが魅力。まさに「育てていく道具」という感じで、数年後の色艶が今から楽しみです。
バッグにもぴったり、すっきりした形
最後は、あけびの薄型ホラ編弓手。 ハンドバッグのような形で、すっきりした横長のシルエットが気に入っています。腕に掛けたときの収まりがよくて、お財布やポーチをさっと出し入れしやすいのも使いやすさの理由。
これから薄着になる季節、シンプルな格好にこのカゴを合わせるだけで、いいアクセントになってくれます。
明日の蚤の市でお会いしましょう
さて、明日は和光樹林公園で大きな蚤の市があります。 今日ご紹介したカゴもたくさん持っていきます。
竹のひんやりした触り心地や、あけびの蔓の力強さ。
ぜひ実際に手に取って、職人さんの手仕事を感じていただけたら嬉しいです。
会場でお会いできるのを、楽しみにしています。

