日々慌ただしい父へ、丁寧なコーヒー時間を贈る

日々慌ただしい父へ、丁寧なコーヒー時間を贈る

父の日

6月15日は父の日。

梅雨の気配が漂いはじめるころ、ふと、父の背中を思い出します。
晴れ間の恋しいこの季節にやってくる父の日は、どこか落ち着いた静けさと、感謝の気持ちがじんわりと染みわたるような、そんな特別な1日です。

毎年、何を贈ろうかと悩むけれど、今年はひとつのアイデアが浮かびました。

コーヒー好きの父に「時間を贈る」のはどうだろう?

そんな思いから、お父さんの過ごし方を思い浮かべながら、いくつかのシーンを想像してみました。

 

朝の忙しいリズムに寄り添う

今でも朝はいつも慌ただしく仕事へ向かっているというお父さん。
そんな姿を想像すると、「もっとゆっくり過ごせる時間があればいいのに」と思うことがあります。

以前、喫茶店で見かけたフレンチプレス。
あれが家にあれば、短い時間でも美味しいコーヒーで、気持ちに少し余裕ができるのかもしれません。

調べてみると、HARIOの「ハリオール・7 」というアイテムが気になりました。
二重構造のフィルターが、コーヒーの油分や微粉をしっかりとキャッチしてくれるので、より滑らかでクリアな味わいが楽しめるそうです。
しかも一度に4杯分も淹れられるので、休日には家族や友人と一緒に味わうことも。
紅茶もいれられると聞いて、紅茶好きの母にも使ってもらえるかな…なんてイメージも膨らみます。

何より惹かれたのは、ヘアライン仕上げのステンレスと耐熱ガラスの組み合わせ。
シンプルで美しい佇まいは、どこか無口でこだわり派の父にもしっくりきそうな気がしています。

 

毎日の「おうち時間」には手に馴染むものを

日頃から使うものこそ、手に馴染みやすいものを選びたい。

少し時間にゆとりのある日には、Kalitaの「SS ケトル 700」を。
握りやすい二重構造のハンドルと、湯量を調整しやすい注ぎ口で、使い心地にしっかり配慮されています。
ステンレスのさらっとした質感に、丸みを帯びたフォルムと実直なデザインが、どこかお父さんらしい温かみを感じさせ、きっと長く愛用してもらえるはずです。

そしてドリッパーには、長崎県波佐見町で400年以上の歴史を誇る波佐見焼の「HA185ドリッパー」を。
白磁の美しい光沢としっとりと手に馴染む質感、絶妙な厚みのバランスは波佐見焼ならではの魅力ですね。
他のコーヒー器具との相性も抜群で、日常使いにもぴったりそうです。
さらに、磁器ならではの高い熱伝導性により、あらかじめ予熱することで温度が安定しやすくなり、コーヒーの旨みや香りをしっかり引き出してくれるといいます。雑味が少なく、奥深い味わいを楽しめるのも特長です。

抽出したコーヒーは、HARIOの「V60 バリスタサーバー 360」へ。
持ちやすさ・混ぜやすさ・注ぎやすさにこだわった、シンプルで実用的なコーヒーサーバーです。
コーヒーの色を美しく見せるため、側面にはあえて目盛りやプリントを入れていないのだそう。
コロンとした可愛らしさと、凛とした美しさを兼ね備えたデザインの耐熱ガラスの透明なボディには、一滴一滴が落ちていく様子が映えます。

そんな、コーヒーがゆっくりと満ちていく時間を贈るのも素敵ですね。

 

研ぎ澄まされた美しさ

コーヒー好きなお父さんは、日頃の一杯とは違う、ちょっと特別な豆を選ぶことも。

そんな時こそ、使う器具にもこだわってほしく見つけたのが、新潟県燕市・燕三条の職人技が光るコーヒー器具です。

燕三条は、江戸時代から続く金属加工の町。
世界的にもその技術力は高く評価されていて、「Made in TSUBAME」という地域ブランドが誇りをもって掲げられています。
高い品質基準をクリアした製品だけが名乗れるこのブランドは、職人の丁寧な仕事と技術の結晶です。

Kalitaの「WDS-185」は、そんな燕三条の職人たちの技が詰まったステンレスドリッパー。
フラットな底面に三つ穴構造を採用し、お湯の注ぎ方による味のブレを抑えてくれるので、初心者でも安定したクリアな味わいのコーヒーが淹れられるのが嬉しいポイントです。
しかもステンレス製だから、割れる心配もなく、においや油分が残りにくいのでお手入れもラク。

「ドリップポットスリム 700SS」の細い注ぎ口は、まるで鶴のくちばしのような曲線を描きます。
この「鶴口」こそ、ドリップポット スリム 700SSの真骨頂。
ハンドドリップで重要な“中心からゆっくり注ぐ”という動作が再現可能で、静かに注げるので、コーヒーの持つ繊細な味を引き出すのに最適だといいます。

金属のしっかりとした質感と美しい仕上がりは、無駄がなく実用的。
まさに「道具」としての信頼感があり、お父さんの日々のコーヒータイムを格上げしてくれるでしょう。

 

忙しい父へ、丁寧なコーヒー時間を贈る

忙しい毎日だからこそ、何気ない時間にちょっとした「丁寧さ」を。
すぐに実用的なものを好むお父さんは、最初は「そんなに凝らなくても」と笑うかもしれません。
でも、きっと一度使えば、その良さに気づいてくれるはずです。

色々迷いましたが、今回私がプレゼントに選んだのは、Made in TSUBAMEのコーヒー器具たち。
コーヒー豆へのこだわりがますます強くなっているお父さんには、この燕三条のシリーズがぴったりだと感じました。

お父さんへのプレゼントは、同時にお母さんへの贈り物でもあります。
お父さんに喜んでもらうだけでなく、家族みんなで使って温かな時間を共有できたら嬉しいですね。

皆さんにとってもお父さんへの「ありがとう」が、かたちになる一日になりますように。ぴったりの贈り物を、ぜひ選んでみてくださいね。