JINSUI 人水 アメノイエ

空間になじむJINSUIでちいさなひとときを

JINSUI

中世から現在まで続く六古窯の中で、最も長い歴史を目指して常滑。その
常滑で100年以上生産を続けている窯元が「人水」です。

常滑市は急須の生産日本一として知られ、その緻密な技術を誇ります。
「人水」の急須は一つ一つ手作業で作る伝統的な技法を守りながらも、現代のライフスタイルに合わせます洗練されたデザインが特徴で、どんなシーンにも取り入れやすいです。

「人水」は、江戸時代の1800年頃に釜屋として創業。
現在の当主である渡邉さんの祖父の代からは、陶器の製造から急須作りへと転換されました。急須をより魅力的なものにし、多くの人々にその魅力を伝えたいという思いで制作に取り組んでいます。

体調を崩しやすいこの時期、天然の健康飲料とも呼ばれる緑茶を積極的に取り入れている方も多いのではないでしょうか。
お茶を飲む習慣を日常に取り入れ、意識しなければ過ぎてしまうような時間を、ちいさくても特別なひとときに。
そんなときに使用する急須は、できるだけシンプルで使いやすく、空間に馴染むものを選びたいものです。


洗練されたデザイン

クラシックな急須が多い中、「人水」の急須はシンプルでありながらモダン。
柔らかい色合いと洗練されたデザインが、どんな食卓にも自然に溶け込みそうで、「これだ!」と直感的に感じました。
色味はホワイト、グレー、ブラックの3色展開で、釉薬をかけないことで光沢感を抑えたマットなデザインが落ち着いた雰囲気を生み出し、身の回りのインテリアとも相性抜群です。

IROIRO 01は290mlの容量で、約2杯分のお茶を淹れることができ、IROIRO 02は450mlの容量で、約3〜4杯分のお茶を淹れることができるので、人数に合わせて使い分けています。


セラメッシュ加工

こちらの急須は、細かな茶漉し部分が本体と一体になっています。
金属製の茶漉しとは異なり、茶葉が急須の中で均等に開くことで、美味しいお茶の成分を余すことなく抽出できます。
注ぎ口の水のキレもよく、セラメッシュを通して注がれるお茶は、急須内の茶葉に残った最後の一滴まで注ぎきることができ、金属製の茶漉しに詰まる煩わしさもありません。
金属を使っていないため、余計な味がつかずまろやかな味わいを楽しむことができるのも、惹かれる点ですね。

常滑の陶土

常滑の陶土に含まれる鉄分は、お茶のタンニンと反応し、渋みを和らげてまろやかにしてくれます。
また、内部表面が多孔質であるため、お茶の中の余分な不純物を吸着し、苦みを抑えてくれます。
友人がお家に来た際にお出しすることもあるので、その点でとても安心して使用しています。

さらに、「蓋擦り」という手作業で胴体と蓋をしっかりと密着させる常滑特有の工程があり、これにより気密性が保たれ、茶葉を十分に蒸らすことができるのも嬉しいポイントです。
茶葉を蒸らすことで葉が膨らみ、茶葉に含まれる香り成分や風味成分が水に溶け出し、より豊かな味わいが生まれます。
常滑の土の特性と職人さんの培ってきた技術、そして渡邊さんの感覚が相まって、日用品の美として輝いている品物だということを改めて実感します。


ちいさなひとときを

最近、少しずつ春の足音が聞こえてくるようで、肌寒さの中でもお昼の日差しが暖かく感じられるようになりました。
日中に外に出ると、思わず空を見上げて大きく伸びをしてしまいます。

身体に正直に動くことで、気持ちが晴れやかになることがあるように、お茶を飲んで温かいものが身体に染み渡ると、安らかな気持ちになり、身体も心も自然とリラックスモードに。
そんな時に「人水」の急須を使うことで、お茶の本来の味を引き出すだけでなく、見た目もスタイリッシュなので、シーンを選ばずお茶の時間をより一層楽しむことができます。
同シリーズの湯呑との組み合わせも美しく、2個セットになっているため、贈り物としても喜ばれるかもしれません。
忙しい時ほど一旦立ち止まり、心がほっとするひとときを大切にし、佳き週末を過ごしましょう。