少しずつ、あたたかいものを
からだが教えてくれる、季節の変わり目 朝、布団からなかなか出られない。 季節が変わったことを実感する瞬間はいろいろありますが、自分のからだがいちばん正直に教えてくれるのかもしれません。夏の間は目覚ましが鳴るとすぐに起きられていたのに、ここ最近はつい「あと5分だけ」と自分に言い訳をしてしまいます。そんな朝が増えてくると、秋が来たなと感じます。 ようやく布団を抜け出したら、水屋箪笥からガラスポットを取り出すのが日課です。これまでは水出し茶をつくるのに使っていたこのポットも、秋になるとコンロの上が定位置に。火にかけると、小さな気泡が少しずつ大きくなり、ポコポコとリズミカルにお湯が沸いていきます。 その様子をぼんやり眺めているうちに、からだも少しずつ目覚めてきます。 いつものマグでひと息 お湯が沸いたら、お気に入りのマグカップの出番です。 ついこの間までグラスに氷を浮かべていましたが、先週ごろから、少し厚みのあるこのマグに手が伸びるように。白湯やコーヒーを注ぎ、両手で包み込む。じんわりとした熱が手のひらに伝わると、それだけでなんだかホッとします。 平日の朝はコーヒーがお決まりですが、休日の朝は少し気分を変えて、熱い紅茶を淹れるのが最近のささやかな楽しみ。マグにティーバッグを入れて、沸かしたてのお湯を注ぐ。ふわりと立ち上る湯気を眺めながら、マグと一緒にソファへ。時間に追われないいつもと少し違う朝の空気に、自然と心がほころびます。「さて、そろそろ動こうか」と思いつつも、ぬくもりが心地よすぎてつい腰が重くなる。季節のせいにして、あともう少しだけ、この穏やかな朝の余白に浸っていたくなります。 今年はアイスグレーを そうやってソファからつい離れがたくなるのには、もうひとつ理由があります。それは、何年も愛用している、kontexのコットンウールブランケットの心地よさです。使い込むほどにふっくら育ち、今やこの時期わが家になくてはならない相棒。 そして今年、このお気に入りにもう一枚、新しい色を迎えました。以前からほしいと思っていた「アイスグレー」です。 長年使っているライトグレーも落ち着くけれど、アイスグレーはパッと明るくて軽やかな色合いがまた素敵で、いつものソファに置くだけで、見慣れた部屋の景色が少しだけ新鮮に見えます。 ひざに掛けたり、肩まですっぽりと包まったり。肌寒さが増すこれからの時期、ますますこの場所が特等席になりそうです。 ブランケットを羽織って とはいえ、ずっと家の中で丸まっているわけにもいきません。このブランケットのいいところは、洋服に合わせてもすっと馴染む、品のある佇まい。なので、そのまま外へも羽織って出かけてもさまになるのです。 コートを着るにはまだ早いけれど、風が少し冷たい。そんな日、肩にサッと羽織って出かけるのにちょうどいい軽さなのも嬉しいところ。 家で過ごす時間から、ちょっとした外出まで。少しずつ増えていく「あたたかいもの」と一緒に、秋の暮らしを楽しんでいきたいと思います。


Enjoying natural wine at home.




