作り手 / 小原創太 素材 / 陶土 地域 / 埼玉県
土なのに、どこか石のよう。
小原創太さんの作品を初めて目にしたとき、その静かな佇まいに心を惹かれました。
薄灰の中ににじむ微かな青。
炭が遺したかすかな跡。
細やかに広がる貫入。
一枚一枚異なる表情には、自然が描いたような奥行きがあります。
その美しさを生み出しているのが、「炭化焼成」という工程です。
素焼き、本焼きを終えたうつわを、もみがらとともに鞘へ入れ、三度目の焼成を行うことで、炎や灰の作用によって一つひとつ異なる景色が現れます。
「こればかりは、本当に窯を開けるまで分からないんです。」
そう話す小原さんは、土や釉薬、焼成方法を少しずつ試しながら、自分らしい表情を探し続けています。
思い描いたものへ近づけるために積み重ねる試行錯誤と、最後は自然に委ねるというものづくり。
人の手と自然が重なり合うことで、小原さんならではの表情が生まれています。
小原創太さんプロフィール
- 1996 長野県上田市生まれ
- 2021 福岡県にて陶芸家 福村龍太氏に師事
- 2024 埼玉県所沢に移り自身の制作を開始



