心待ちにしていた「木工ヤマニ」さんのミルが届きました。
箱を開けると、ふわっと広がる木の香りが漂い、幸せな気持ちに包まれます。
昨年とはまた異なる顔ぶれで、どの子も個性的でかわいいです。
そんなヤマニさんのミルたちを、今月31日(土)のオープンデイでお披露目いたします。
ひとつひとつ違う木目や手触り。
ぜひお手に取って、お気に入りの子を見つけにいらしてくださいね。
また、遠方の方にもご覧いただけるよう、同日18時よりオンラインにも並びます。
ぜひ覗いてみてください。
心待ちにしていた「木工ヤマニ」さんのミルが届きました。
箱を開けると、ふわっと広がる木の香りが漂い、幸せな気持ちに包まれます。
昨年とはまた異なる顔ぶれで、どの子も個性的でかわいいです。
そんなヤマニさんのミルたちを、今月31日(土)のオープンデイでお披露目いたします。
ひとつひとつ違う木目や手触り。
ぜひお手に取って、お気に入りの子を見つけにいらしてくださいね。
また、遠方の方にもご覧いただけるよう、同日18時よりオンラインにも並びます。
ぜひ覗いてみてください。
食器棚の模様替え 関東もいよいよ梅雨入り。 しばらくは雨模様かと思いきや、天気予報を見ると向こう数日は貴重な晴れ間が続くようです。窓を大きく開けて風を通しながら、このお天気のいいタイミングで食器棚の模様替えをすることにしました。 冬のあいだ、あたたかみを与えてくれていたぽってりとした土もののうつわを奥へ。 代わりに、涼やかな磁器を手前へと並べ替えていきます。 雨の日が続くこの季節は、洗ったうつわがなかなか乾かず、少し気を遣う時期。その点、白磁のうつわは水切れがよく、布巾でサッと拭けばすぐに乾いてくれます。このじめじめとした季節、白磁はとても心強い味方なのです。 一番手の届きやすい特等席に並べたのは、渓山窯のそば猪口。渓山窯さんのそば猪口は絵柄のバリエーションがものすごく豊富で、その数はなんと100を超えるのだとか。モダンなものから、思わずくすっと笑ってしまうような遊び心のあるものまであるから、つい目移りしてしまいます。そのなかから、少しずつ集めたわが家のお気に入りたち。 ずらりと並んだ柄を眺めながら、さて、今日はどれを使おうか。 その日の気分でうつわを選ぶこの時間も、小さな楽しみのひとつです。 水面を覗き込むような「網目と赤い魚」 模様替えで少し動いたせいか、なんだか冷たいものが食べたくなって。 今日のお昼は、さっぱりとしたざる蕎麦の出番です。 これからの季節の昼食は、ざる蕎麦、そうめん、冷やし中華と、冷たい麺がローテーションで登場します。 選んだそば猪口は、染付の揺らいだ網目に、赤い魚たちが描かれた絵柄。 まるで今にも泳ぎ出しそうな上絵付の魚たちと、ぷかぷかと浮かぶ水草がなんとも愛らしいのです。 網目には「福をすくい取る」という意味があるともいわれ、たくさんの魚が描かれたこの絵柄からは、どこか豊かな実りの景色も感じられます。 冷たいめんつゆを注ぐと、白磁の余白が水面のように広がり、魚たちがその中を泳いでいるかのよう。涼やかな水辺をそっと覗き込んでいる気分になります。 つるりとした口当たりと、目にも涼しい絵柄は、じめじめとした梅雨の時季にもぴったりです。 いつもの甘味が特別になる「七宝柄」 おやつの時間。 冷蔵庫にあったフルーツと寒天を合わせて、簡単なみつまめに。 盛り付けは、円が連なる「七宝(しっぽう)」柄のそば猪口を選びました。七宝柄には、円が四方にどこまでも繋がっていくことから、「円満」や「豊かなご縁」が続くようにという願いが込められているのだとか。 渓山窯さんはもともと宮内省にうつわを納めていた窯元さんだけあって、こうした古典的な柄の美しさは、やはりすばらしいなと惚れ惚れしてしまいます。 そば猪口というと、そばつゆのうつわという印象がありますが、わが家ではこうしてデザートカップとして使うことも。規則正しい幾何学模様と白磁の凛とした雰囲気が品を添えてくれ、いつもの甘味も、どこか晴れやかな気持ちで味わいたくなります。 湯気の向こうに咲く「椿となずな 」 雨の日は、夕方になると少し肌寒さを感じることも。...
あたたかな陽気に包まれて 先週末、夏を思わせる陽気のなか、中西健太さんと佐藤朱理さんによる二人展を開催しました。 初めてお越しくださった方も、いつも足を運んでくださる方も。年齢や性別を問わず、本当にたくさんの方にお越しいただきました。作品を囲みながら、豊かな時間をご一緒できたことを嬉しく思います。 みなさんが作品を手に取り、じっくりと眺めながら過ごされる姿がとても印象に残っています。 「これに焼き菓子をのせたらかわいいな」「朝食に使いたい」 そんな声があちらこちらから聞こえてきました。 うつわや木工を前に、それぞれの暮らしのひとときを思い描く。誰かの言葉に耳を傾けたり、自分ならどう使おうかと想像を巡らせたり。 好きなものをきっかけに、自然と会話が生まれていく時間は、この二人展ならではだったように思います。 あの日眺めていた作品たちは、今ごろそれぞれの食卓や暮らしのなかで、新しい時間を重ねているのでしょうか。週が明けた今も、そのことを思い返しながら、あたたかな余韻に包まれています。 木と白磁の響き合い 今回の二人展で、ひときわ目を引いていたのが、中西健太さんの木工と佐藤朱理さんの白磁練り込みが並ぶ佇まいでした。 佐藤さんにとって今回初めての試みとなる白磁練り込み。土を幾重にも重ねて生まれる模様は、一点一点異なる表情を見せてくれます。やわらかな白のなかに浮かぶ繊細な模様は、どこか木目を思わせるようでもあり、中西さんの木工と並ぶと不思議なほど自然に馴染みます。 「窯から出てくるまで、どんな模様になるか私にも分からないんです」 そう佐藤さんが話してくださったように、同じものはひとつとしてない一期一会のうつわです。 白磁の片口と茶杯を中西さんのお盆にあしらうと、空間がすっと整い、静かなお茶の時間が思い浮かびます。 白磁のプレートには木のカトラリーを添えて。 木が育んだ木目と、土から生まれた模様。それぞれの表情が響き合うことで生まれる眺めは、この二人展を象徴する一コマだったように思います。 手に馴染むものたち こちらは、佐藤さんのマグとカップ。 描かれた模様は、その時々に佐藤さんが手の動くままに表現されたものです。自由な線と、水墨画を思わせるやわらかなにじみ。同じものはひとつとしてなく、それぞれに異なる表情があります。佐藤さんが独自に調合した楽釉薬の白をじっと見つめていると、冬の窓ガラスに張った氷や雪景色が浮かんでくるようで、どこか静けさをまとっています。 そこに寄り添うのは、中西さんの木工作品たち。 立山連峰を望む富山の地で制作される中西さんの作品は、木そのものが持つ美しさを活かしながら、暮らしのなかで心地よく使えることを大切にされています。 もともとは登山用のうつわづくりをきっかけに生まれたもの。そのため驚くほど軽く、手に取ると自然と馴染みます。 佐藤さんのマグにコーヒーを淹れ、中西さんのトレイに焼き菓子を添える。 そんなご自宅でのひとときを思い描きながら作品を選ぶ方も多くいらっしゃいました。...
初夏の光をガラスとともに 5月も終わりに近づき、日ごとに夏めいてきました。陽射しが強くなるこの季節、手に取りたくなるのがガラスのうつわたちです。 光を受けてきらりと揺れる姿や、冷たい飲み物を注いだときの涼やかな表情。ガラスのうつわには、暑さを心地よさへと変えてくれるような魅力があります。 最近は、食卓を見渡すとガラスのものが増えてきたように思います。わが家にも、一足早く夏が訪れているようです。 朝の光が似合う小さなボウル ヨーグルトにグラノーラをかけたり、サラダをさっと盛り付けたり。 そんなごく簡単なメニューでも、木村硝子店さんの「サンサボウル」に盛るだけで、いつもの食卓の空気がすっと涼やかに整うのです。 落ち着いたスモークグレーのうつわを朝の光にかざしてみると、ガラスの中に浮かぶ無数の小さな気泡が光を宿して、きらきらと瞬きます。 澄み切った透明なガラスとは少し違う、やわらかな風合い。そんな独特の質感と、この丸みのあるぽってりとした形のおかげでしょうか。ガラスなのにどこか温かみがあって、かしこまらずに普段使いできるところが気に入っています。 夕暮れのワインと「キソ」 18時を過ぎても外はまだ明るい。 こんな明るいうちに飲む、冷えたワインは格別です。 一日の長さは同じはずなのに、なんだかいつもより長く満喫できているような感覚になるのは私だけでしょうか。 そんな穏やかな夕暮れ時に寄り添ってくれるのが、木村硝子店さんの「キソ」。 本格的なハンドメイドのワイングラスでありながら、気取りすぎていないところがお気に入りです。 ステムが長すぎず安定感があるので、気負わずに使えるのが嬉しいところ。 それでいて、極限まで薄く作られたガラスは華奢で凛としていて、夕方の光に透ける姿まで美しい。 張りきって料理をした日だけでなく、簡単な夕飯のときも、このグラスがあるだけで十分満たされた気分になれるのです。 極薄の口当たりはとても心地よく、贅沢な余韻を残してくれます。 光を通して表情を変える「tatesuji」 菊地大護さんの「tatesuji」は、うつわとしてはもちろん、オブジェのような佇まいもまた素敵です。細い縦筋に沿って光が揺れて、テーブルの上に美しい影を落とします。 このうつわをわが家に迎えたのは、まだ空気の冷たい冬のころでした。冬の澄んだ光の中では、静かで凛とした印象があったのですが、初夏になった今見ると、また少し違って見えます。強くなった陽射しを受けて、ガラスがきらきらと光を通している姿。同じうつわなのに、季節によってこんなにも表情が変わるんだな、と最近また手に取ることが増えたように思います。 以前、菊地さんの工房で制作の様子を見せていただいたときのこと。 オレンジ色に熔けた熱いガラスが、型の中で息を吹き込まれることで、あの美しい縦筋の模様が写し取られていく。その光景は、今も心に焼き付いています。 菊地さんの息遣いや工房の熱気を肌で知ってから、このうつわがより愛おしく思えるようになりました。 涼しげなガラスの奥に、どこかじんわりとした温度を感じる理由は、きっとあの場所の空気を知っているからなのだと思います。 ...
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