月兎印
どこか懐かしさを感じる琺瑯。
株式会社フジイのオリジナルブランド「月兎印」は、1950年に誕生した老舗ブランドです。
一点一点熟練の職人が手作業で丁寧に作り上げられた琺瑯は、美しい光沢に滑らかな手触りが特徴。これが長年の研鑽によって磨かれた職人技かと唸らされます。
実際に使ってみると、鉄とガラスの利点を兼ね備えた琺瑯の魅力をしっかりと感じることができました。
キャセロールで煮込み料理を
キャセロールは真っすぐな側面と広い口は洗いやすい。
取っ手は琺瑯製なので、焦げる心配もなく安心ですが、熱くなることがあるので、鍋掴みは必須です。
鉄にガラス質の釉薬を施した琺瑯は、陶器やプラスチックとは異なり、食材の色や香りが染み込みにくい特性を持っています。
そのため、食材の風味や香りをしっかりと閉じ込めてくれるのだとか。
その特性を活かして、スパイスの効いた料理にもぴったりだと言われています。
また、表面が滑らかで食材や汚れがつきにくいため、トマトソースやカレーなども気にせず使えるのが嬉しいポイントです。
ただひとつ、心に留めておきたいのは、熱伝導の速さ。
あっという間に温かくなるため、火加減に気をつけて焦がさないように配慮する必要があります。
じっくりと味を引き出しながら、ひとときの静寂を大切にしたいですね。
手に馴染む琺瑯
長い時間を共にするのにふさわしい技術が凝縮されている、「月兎印」の商品。
時間とともに我が家に馴染んでいく姿を思い描くと、少しずつ育まれる佇まいが待ち遠しく感じられます。
変わり続ける佇まいと変わらない頼もしさを。
皆さんも、琺瑯でキッチンを爽やかに彩ってはいかがでしょうか。